この秋発売予定の、新しいアルバムの制作が進められています。
ひとつは3組のアーティストによるもの、もうひとつはソロのアルバム。
尾道にある本と音楽のお店、紙片さんから連絡を頂いたのは去年の秋ごろ。
「読書」をテーマにCDを作りませんかということでした。
読書というテーマで、
紙片さんに好きな本を送ってもらったり、
本を読みながら弾いてみたりしたのですが、その時にできたのはほんの数曲。
ゆっくりで良いですよ〜と言われながらも、
お店に会いに行ったりしてようやくできそうな気がしてきた、
今年3月あたりから、日々録音していきました。
たまたまその頃にオルガンを譲って頂いたこともあって、
ピアノやオルガンのソロ、ピアノとオルガン(同時、片手ずつ)などを弾いたり。
色んな録音ができたので、「読書」のために選んだものと、
ほかにもスケッチなどを含めてたくさんあったので、一応それらも聴いてもらったところ、
この中から番外編でもう一枚作りましょうということになって、それがもうひとつのソロアルバムに。
こちらは「草稿」というタイトルになっています。
スケッチみたいなものは、
このまま忘れ去られる(自分も忘れてしまうかもしれない)ようなものでしたが、
そこに光を与えてアルバムにしてもらえることが嬉しいですし、
今までもスケッチみたいなもの(整いすぎていないものというか)は、
作品の大事な要素と思ってきましたが、久しぶりに音を聴いてみたらやっぱりすごく新鮮で、
今回はデザインや絵を描く人、
まとめる人など色んな人がそれぞれに作っているので、
自分はピアノ/オルガン担当ぐらいの心持ちでいようと思いましたが、
そこからはみ出してしまいそうなほど楽しみで、とても大切な作品となりそうです。
この秋「読書」と「草稿」が、紙片より発売予定です。
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